「国内旅行業務取扱管理者の試験を受けるけど、今から何をしたらいいのか・・・」
「他の人って何のテキストをどう使って、どんなスケジュールで勉強しているの?」
独学で勉強を進める中で色んな疑問が湧いてきますけど、周りに同じ試験を受ける人がいなければわかりませんよね。
そんな方に向けて、2020年度の国内旅行業務取扱管理者の試験に合格した私へいぽんの使用テキストやスケジュールなどの体験記を綴った上で、理想のスケジュールをご提案します。
Contents
使用テキストとおすすめポイント
私が国内旅行業務管理者の試験に使用したテキストは、以下の4つです(うち2つは補助)。
主要テキスト
- ユーキャンの国内・総合旅行業務管理者 速習レッスン
- ユーキャンの国内旅行業務管理者 過去問題集
補助テキスト
- 【改定2版】完全制覇 国内旅行地理検定試験
- 旅に出たくなる地図 日本 2版
それでは各テキストのおすすめポイントを一つ一つ説明していきます。
ユーキャンの国内・総合旅行業務管理者 速習レッスン
他のテキストが「国内だけ」「各科目」など一部分を取り上げているのに対し、本テキストでは国内・総合の全範囲をカバーしています。
お値段は3,080円(税込)と少しお高く感じるかもしれませんが、他のテキストでは全科目を揃えると4,000円を超えたり、国内しかなかったりとするので、結局のところ本テキストが一番かと。
また使ってみた感想としては・・・
- まとまっているのはもちろんのこと、「プラスアルファ」や「要点はココ」など補足の内容が試験で役立った
- 旅行業約款など各項目で似ている部分を表でまとめていて、違いがわかりやすく復習も楽チン!
テキストをさーっと流し読んだ後、確認テストを解いて自分の暗記不足や理解違いを把握しつつ、試験の出題ポイントを抑えるよう意識するといいですね。
ユーキャンの国内旅行業務管理者 過去問題集
本問題集は「テーマ別問題」と「過去試験」に大別され、全て過去に出題された問題を取り扱っています。
試験前の1週間で本問題集をやり込めば、合格率はぐんっとあがるでしょう。
本問題集の使い方
- 1年前の試験問題を本番と同じシチュエーションで解く
- 現状(テーマ別の理解度)を把握し、しっかりと解説を読み込む
- テーマ別問題を解き、できなかった問題は繰り返し解く
- 試験前日に1年前の試験前をもう一度解く
上記の内容に全て取り組んだとしても、かかる時間は10時間くらいです。
それで試験に受かるのであれば、ぜひスケジュールを調整して取り組むことをおすすめします。
補助:【改定2版】完全制覇 国内旅行地理検定
国内観光資源だけはテキストや過去問題集だけではカバーがしきれません。
そのため私の場合は、補助テキストとして「完全制覇 国内旅行地理検定試験」と「旅に出たくなる地図」を使用しました。
なぜこの本を使用したかというと、本タイトルからもわかるとおり、旅行地理検定の範囲をカバーしているからです。
使ってみた感想としては・・・
- 問題数が多いので、テキスト・過去問題集で出題される以外の知識がつく
- 各地方の地図があり、観光名所だけでなく川や山、空港なども書かれているので、付随的に色んな知識がつく
注意点としては、とにかく情報量が多いことから一夜漬けには向かず、すきま時間に何度も繰り返すことをおすすめします。
旅に出たくなる日本地図
この本は「完全制覇 国内旅行地理検定」だけだと眠くなってしまうからと購入しました。
本の中身はカラーで写真もふんだんに使われていて、眺めているだけでも楽しくなる感じです。
情報量としては少ないのですが、歴史や地形なども書かれているため、各都道府県に対する興味が高まり勉強するのが楽しくなると思います。
私の場合はこの本を読んで旅がしたくなり、一時期は勉強どころではありませんでしたが・・・笑
スケジュールと気をつけるべきこと
試験前までに私が取り組んだスケジュールは以下のとおりです。
- 2020年5月~7月:テキストを読む
- 2020年8月下旬~9月初旬:過去問題集を解く
- スキマ時間:国内観光資源のチェック
・・・振り返ると、ダラダラと勉強してしまいましたね。
終わって思うのは、もっと効率的な勉強ができたーということです。
みなさんには、私から「どのように勉強したか」と「理想のスケジュール」をお伝えしまして、これからの勉強に役立てて頂けたら嬉しいです。
どのように勉強したか
「テキストを読む」「過去問題集を解く」「国内観光資源のチェック」について、実際にどのように勉強したかをお伝えします。
テキストを読む
まず「ユーキャンの国内・旅行業務取扱管理者 速習レッスン」について、実は国内の範囲だけでも450ページあります。
・・・ページ数を聞くだけで、頭が痛くなってしまいますよね。
そんな方にいいたいのは、
じっくり読む必要などない!
大切なのはテキスト全てに目を通し、確認テストと見直しに力を入れること。
ということです。
1項目が10~30ページほどありますので、サーっと読めば15~30分ほどで終わり、確認テストと見直しを合わせても1時間ほどで終了します。
また国内旅行業務取扱管理者の範囲は40項目くらいですので、時間を決めて取り組めば「40時間」でテキスト全てに目を通せるのです。
「わかっているけれども、結局、試験までに終らないんだよなあ」
という方にお伝えしたいのは、
自分へのマネジメントが大切!
計画と振り返りを毎週・毎月行うことで、やるべきことを達成させる。
つまるところ、やっぱりPDCAを回すことなんですよね・・・
勉強に限らず、割と多くのことに対してPDCAを回すのは大切だなあと感じます。
過去問題集を解く
「テキスト全てに目を通した!」・・・で終わりではありませんよ。
間違ってもテキスト全てが終わったからといって、過去問題集を解くことなく試験に臨まないでください。
- 必ず過去問題集を解いて、試験に臨むべし
- 適切な時期は「試験日の1週間前」
過去問題集の使い方については、「使用テキストとおすすめポイント」で書いているものを参考にしてください。
なぜ「試験日の1週間前」に解くのかというと、過去問題集を解いているうちに「試験脳」になっていくからです。
何度も何度も繰り返すうちに、「旅行業約款では、この部分が出題されがちだな」「禁止行為は、ここが狙われるな」などといった感覚になります。
その状態を作り上げた上で試験に臨むと、(あんまりよくないかもしれませんが)「反射的に」問題に取り組めるのです。
国内観光資源のチェック
テキストの確認テストを解いても、過去問題集を解いても、本番の試験問題を解いても思うのは、「国内観光資源の問題が予想できない」ということです。
解く度に「こんなところが、日本にあるんだ」と改めて良さに気づけて嬉しいのですが、なかなか正答率はあがりませんね。
国内観光資源ばかりは、ポイントを抑えるだけでは難しく、どれだけ情報に触れたかということが重要だと考えます。
とはいえ補助テキストを一夜漬けで読むと情報過多になりすぎて処理や記憶の定着ができず、全く意味がありません。
ですので仕事の休み時間や移動時間を利用して、チラッと何度も「見る」ことをおすすめします。
国内観光資源のチェックではスケジュール調整をして時間を確保するよりも、「スキマ時間」を見つけることが大切です。
理想のスケジュール
さて「使用テキスト」や「実際のスケジュール」をお伝えした上で、「理想のスケジュール」について考えていきましょう。
理想のスケジュール
<7月-8月>
- 1日1項目で進めて、1時間で終わらすと決める
- 月初めに目標を決め、週単位で進捗を管理
- 遅れは土日で取り戻す
<8月下旬-9月初旬>
- 過去の試験問題を通しで解く(2時間)
- テーマ別問題を繰り返し解く(6時間)※2回目以降は間違ったとこだけ
- 試験前日に、もう一度過去の試験問題を解き準備万端
<勉強期間>
- 空き時間に国内観光資源のチェック
・・・この通り進めていればもっと遊ぶ時間が増えたと思うと、とても残念な気持ちになります。
この記事を読んで下さった皆さんには、効率的に勉強して、一度きりの人生を楽しく生きてほしいですね。
おわりに
試験勉強を始める前と今とでは、当然のことながら試験に対する考えは変わります。
その多くが「もっとこうしておけばよかった」というもので、過去の自分に伝えたいことですね。
私が振り返った、「使用テキストのおすすめポイント」や「実際のスケジュール」が、この記事を読んで下さった皆さんの試験突破に役立ったら良いなと思います。
他に勉強方針などの記事も書いていますので、ご興味がありましたらご覧ください。