旅行業務取扱管理者

【独学者向け】国内旅行業務取扱管理者 試験|答案から分析する合格に必要な3つのこと

「国内旅行業務取扱管理者の資格がほしいけど、何をしたらいいのか?」

「勉強を頑張ろうと思っても、結局、試験前の一夜漬けになってしまう」

 

そんな悩みを抱える国内旅行業務取扱管理者の資格を取得したい方向けに、令和2年に合格した私へいぽんから答案を分析して合格に必要な3つのことをお伝えします。

資格取得のために何か参考になれば幸いです。

 

答案から分析する合格できた要因

令和2年度の国内旅行業務取扱管理者の試験結果は以下のとおりです。

 

へいぽんの試験結果

科目 正解数 得点
1.旅行業法及びこれに基づく命令 22/25 88点
2.旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 21/25 84点
3.国内旅行実務 27/38 72点
合計 70/88 244点

 

上記の結果より無事に合格できたわけであり、その要因を考えてみると以下の3つが挙げられました。

合格できた要因

  • 試験までにスケジュールを立て、十分な時間を確保できた
  • 試験前に過去問を解き、得点源とする問題を決めていた
  • 旅好きが奏して国内観光資源で全滅しなかった

 

これらのことから、へいぽん的な「合格に必要なこと」をまとめていきます。

 

国内旅行業務取扱管理者の試験合格に必要な3つのこと

国内旅行業務取扱管理者の試験合格に必要なことは以下のとおりです。

合格に必要な3つのこと

  • 合格に必要な時間が確保できる
  • 得点しやすい問題を落とさない
  • 勝負の分かれ目は国内観光資源

 

それでは、一つ一つ説明をしていきますね。

 

合格に必要な時間が確保できる

勢いで勉強してきた私にとっては、おそらく一番大切なことだと考えています。

正直なところ、合格するために最低限必要な時間さえ取れれば、試験突破は難しくないと考えています。

 

そもそも合格できない要因が何かというと、多くが「合格に必要な準備が不十分だった」でしょう。

準備をするためには「やるべきこと」が分かっていて、「時間」を確保できなければなりません。

 

へいぽんが思う、試験前に「やるべきこと」と「かかる時間」をお伝えします。

試験前に「やるべきこと」と「かかる時間」

  • 旅行業務取扱管理者試験のテキストを一読(所要時間:40時間
  • 旅行業務取扱管理者試験の過去問を演習・復習(所要時間:8時間
  • 国内観光資源の暗記(スキマ時間)

 

私の使ったテキストや試験前までの勉強内容は以下の記事に書いていますので、ご興味があればご覧ください。

 

なお所要時間は私のかかった時間ですので一つの目安にはできますが、人によって多かったり少なかったりするでしょう。

 

どちらにせよ、まず合格のためには、テキストと過去問に取り組むための時間が確保できなければなりません。

 

特に過去問演習のため、試験前の1週間でしっかりと時間が取れるよう、スケジュールの調整は必須です。

得点しやすい問題を落とさない

私の答案をさらに細かくみると、苦手な問題が一目瞭然です。

 

1.旅行業法及びこれに基づく命令

目的・定義 1/1 旅程管理 1/2
登録制度 5/5 禁止行為 1/1
営業保証金 1/1 受託契約 1/1
旅行業務取扱管理者 1/2 旅行業者代理業者 1/1
旅行業務の取扱いの料金 1/1 登録の取消し等 1/1
旅行業約款 4/4 旅行サービス手配業 1/1
企画旅行の広告 1/1 旅行業協会・弁済保証金制度 2/2
標識 0/1

 

2.旅行業約款、運送約款及び宿泊約款

募集型企画旅行契約 11/12 国内旅客運送約款 1/1
受注型企画旅行契約 2/2 JR旅客営業規則 1/1
募集型・受注型共通 1/1 モデル宿泊約款 1/1
特別補償規程(企画旅行) 0/2 貸切バス約款 0/1
手配旅行契約 2/2 フェリー標準運送約款 1/1
旅行相談契約 1/1

 

3.国内旅行実務

JR運賃・料金 4/5 貸切バスの運賃・料金 3/3
国内航空運賃・料金 0/2 フェリーの運賃・料金 1/1
宿泊料金 1/1 国内観光資源 17/26

 

私の場合、過去問を解いた時点で「国内航空運賃・料金」は捨て問とし、国内観光資源は出たとこ勝負にしました。

また一方で、過去問演習で出題が多く、一問一答の暗記問題は外さないように意識して、復習に力を入れたのです。

 

闇雲に演習・復習するのではなく、取りやすい問題を外さないよう最後に追い込むことをおすすめします。

 

勝負の分かれ目は国内観光資源

私は既に試験前の時点で「国内の観光資源は出たとこ勝負!」と考えていたため、直前の復習は何もしませんでした。

 

他の問題は過去問を解き、解答を読んで理解した上で復習を何度も繰り返せば、ある程度の点数が取れますが、国内観光資源は過去問演習だけではカバーできません。

 

そのためテキストを一通り読み終えた後、すきま時間に見直すことをおすすめします。

 

また使用テキストや勉強内容の記事に書いているとおり、私の場合はテキストと過去問の他に、いくつか補助テキストとして使用しました。

 

もし旅行業法と約款で70点を取ったとしても、国内旅行実務で国内観光資源が解けずに他の問題をいくつか落とすと65%の合格ラインを下回ってしまいます。

 

最低でも国内観光資源の正答率を50%超にするため、スキマ時間に参考書を読むことに加え、勝手に旅行の計画を立てるのも割といいですよ。

 

まとめ

ここにボックスタイトルを入力
  • 一番大切なのは「合格に必要な時間を確保すること」
  • 過去問演習で取りやすい問題を把握し、本番で落とさないよう集中的に復習を
  • 国内観光資源は付け焼刃では得点できないので、スキマ時間で暗記するのがヨシ

 

受ける前はテキストと過去問をこなしていれば受かるだろうと思っていましたが、いざ振り返ってみると、もっと効率的な時間の使い方があったのだろう反省しています。

時間は誰にとっても有限で、もし効率的な勉強をしていたら、もっと読書など好きなことが出来たと思うと悔しいですね。

私の記事が少しでも参考になって、みなさんのより良い人生の一助になれば幸いです・・・なんて、最後に少し大きなことを言ってしまいました(><)汗