どうも、HEYPONです!
なにか挨拶をしたいのですけれども、読んでいる人が朝なのか昼なのか”はたまた”夜なのかわからないので、結局「どうも!」から始めてしまうのですね。
今回はきたる「中小企業診断士 二次試験」に向けて、事例Ⅳに焦点を当てて勉強方針やテキストなどを紹介します。
今回の内容
- 前年に受験した試験の振り返り
- 不合格の原因と勉強方針
- 使用するテキストとスケジュール
「前年の二次試験に失敗して、今年こそは合格したい!」という方。わたしもです。
まだまだ時間があるので早いうちから取り組み、本日ではベストな状態で臨めるよう頑張っていきましょう!!!
「一次試験と二次試験の勉強を並行して進めている!」という方も、ぜひ読んでもらい少しでも参考になればと思います。
Contents
前年に受験した試験の振り返り
2回目の二次試験ということですので闇雲に勉強せず、前年の試験結果より「なぜ合格できなかったのか」ということから考えていきます。
実のところ再現答案の添削サービスを利用したもの、現実に向き合えず(笑)自分でしっかりと解き直しを出来ていませんでした・・・
ちなみに2019年度の評価は「B」です。
2019年度の事例Ⅳでは、建築卸売業を主に営む企業を対象とし、建材の価格高騰や非効率的な建材調達・在庫保有により低下した収益性を、どう財務諸表から課題発見・改善策の提示をしていくかが問われています。
連結子会社と連結財務諸表、EDI(電子データ交換)もテーマの一つでした。
なお解き直しにはTACやKEC、TBS受験研究会の解答速報を参考にしています。
2019年度試験の結果 第1問「経営分析」(配点25点)
問題概要 | 採点結果 |
【設問1】悪化している財務指標2つ、改善している財務指標1つをあげて、数値も計算 | 悪化している財務指標⇒2つとも微妙、改善している指標⇒正解 |
【設問2】財政状態・経営成績について、前期と比較した特徴(50字以内) | 財務指標から違うので模範解答と論点がずれていることに加え、論理構成がおかしい |
第1問「経営分析」の結果
- 財務指標は1つ正解・2つ微妙で、記述問題は論点がずれているという結果
- 与件文から原因を読み取った上で財務指標を選べていない
- 記述問題では選んだ財務指標と与件文の論理構成がおかしい
財務指標の選択では「収益性の低下」と書かれているから、単純に売上高○○利益率を比べたり、収益性・効率性・安全性という視点から1つずつ選んだりしてしまい、与件文のウェイトが低くなっていました。
論理構成では与件文では触れられていない運転資金の話や、有形固定資産回転率が改善した原因がおかしいというもの。
2019年度試験の結果 第2問「損益分岐点分析・セグメント損益計算書」(配点25点)
問題概要 | 採点結果 |
【設問1】事業部・全社レベルの変動費率の計算 | 事業部・全社ともに正解 |
【設問2】全社的な損益分岐点売上高の計算と、利益計画の資料としては使えない理由 | 損益分岐点売上高⇒正解、理由⇒解答速報に比べ表現が曖昧 |
【設問3】目標の経常利益を達成するための変動費率を計算 | 数値⇒不正解、計算過程⇒ダラダラ書きすぎてる |
第2問「損益分岐点分析・セグメント別損益計算書」の結果
- 設問1⇒〇、設問2⇒△、設問3⇒× なので、取れても15点くらい
- 記述問題では損益分岐点分析の活用方法である利益計画の理解が足りてなかった(活用方法を意識した勉強ができていないかった)
- 設問3の計算過程では無駄なことを書きすぎている
解き直してみてガッカリしたのは、設問3の答えが簡単に出てしまったことです。
設問2の記述問題では損益分岐点分析の本質的な理解が足りていなかったものの、セグメント別損益計算書をある程度解いて、パターンを身に付けていれば解けたのだろうと反省しました。
2019年度試験の結果 第3問「投資の経済性」(配点30点)
問題概要 | 採点結果 |
【設問1】各期のキャッシュフローの計算 | 不正解(正確には1期目不正解、2~5期目正解) |
【設問2】新規プロジェクトにおける回収期間と正味現在価値の計算 | 回収期間・正味現在価値ともに不正解 |
【設問3】新規プロジェクトは別のプロジェクトで、原材料・労務費の合計がどれだけ削減できたら有利か計算 | 数値・計算過程ともに不正解 |
第3問「投資の経済性」の結果
- 設問1⇒△、設問2⇒×、設問3⇒× なので、取れても5点
- 設問1で間違ってしまったのは「赤字による節税効果」
- 解き直してみると設問2は問題ないけど、設問3は計算間違いしていた
解答速報を見たときに不合格を覚悟したのはこの問題です。
設問1が間違っていると、設問2・設問3も間違ってしまうというもので、やってしまいました・・・
なぜ得点源ともいえる「各期のキャッシュフロー」ができなかったかというと、赤字による節税対策を考慮していなかったからです。
設問3は解答速報で式を確認して、計算をしてみましたけど間違ってました。笑・・・えない。
2019年度試験の結果 第4問「その他」(配点20点)
問題概要 | 採点結果 |
【設問1】配送業務を分離して連結子会社としているメリットとデメリット | メリット⇒微妙、デメリット⇒不正解 |
【設問2】EDIの導入より期待できる財務的効果(60字以内) | 論理が飛躍していてわかりづらい、部分的にしか書いていない |
- 設問1⇒×よりに近い△、設問2⇒△ なので、取れても5点
- 連結子会社のメリット・デメリットは理解不足だけれども、EDIの導入は与件文から解けた問題
正直なところ、連結子会社のメリット・デメリットは理解不足だったと感じています。最後の最後は思考力ではあるのですが・・・
EDIの導入については与件文にも課題や経緯が書かれているので、解けなくはない問題でした。
不合格の原因と勉強方針
前年の試験結果を振り返りができたところで、不合格の原因分析を通して勉強方針を考えていきます。
不合格の原因
試験結果を総括して、全体的な原因を考えてみました。なかなか、直視できないです。
全体的な原因
- 頻出問題ごとでパターン化ができていない
- 計算過程の式がスマートに書けていない
- 与件文を加味した記述ができていない
- しっかりとした論理構成になっていない
問題別での原因についても考えてみました。こちらもザクっときます。
問題別の原因
- 経営分析:与件文を考慮して財務指標を選べていない、与件文と財務指標を組み合わせた記述の練習不足
- 損益分岐点分析・セグメント別損益計算書:計算パターンは要確認
- 投資の経済性:キャッシュフローの計算パターンが頭に入っていない
上記の「全体的な原因」と「問題別の原因」から、私の事例Ⅳにおける課題が見えてきますね。
課題と勉強方針
合格点突破に向けた課題
- 頻出問題ごとに設問形式や計算のパターン化
- スマートな計算過程
- 与件文と計算結果を考慮した記述
- 記述問題における論理構成の強化
事例Ⅰ~Ⅲと違い事例Ⅳでは、数値さえあっていれば確実に得点できる計算問題あります。
この計算問題では「計算パターンがうかぶ」「計算が難しくても計算過程で部分点をとる」ことに注力しなければなりませんね。
記述問題の「与件文と計算結果を考慮」「論理構成」については、事例Ⅰ~Ⅲにも通ずる部分なので他の問題も意識しながら取り組んでいきます。
勉強方針
- 頻出問題を取り上げた問題集を解き、公式や計算パターンを再確認
- 記述問題では色んな模範解答と見比べ、論点と論理構成の違いに注目する
- ケーススタディが豊富な参考書を読み、自分の中で事例を増やしていく
上記の課題と勉強方針を踏まえて、テキストを選んでいきます。
あくまで勉強方針は現時点のものであり、進める中で必要・不要と思えば変えていかなければ・・・それが成長。
使用するテキストとスケジュール
試験勉強におけるテキストというと、冒険で「どの装備をしていくか」みたいなものだと思うんですよね。
相手のステータスや戦い方だけでなく、自分の弱点に合わせて装備を決めます。
そして敵に勝つため、どれだけレベル上げをするか・・・「スケジュール」ですね。
使用するテキスト
「中小企業診断士 二次試験 事例Ⅳ」でも試験結果や原因・課題、勉強方針を踏まえて、いくつかのテキストを購入しました。
頻出問題ごとに設問形式や計算課程をパターン化する
メインテキスト
どちらのテキストも頻出問題ごとにまとめられていて、問題数も多いので一通り解けば力が付きそうです。
とりわけ「事例Ⅳの全知識&ノウハウ」はボリュームがあることに加えて、解説やテキストの使い方が丁寧に書いているので、このテキストを中心に進めていきます。
サブテキスト
「二次試験合格者の頭の中にあった全知識&ノウハウ」は事例Ⅰ~Ⅲについても書いているので、ほかと並行しながら使っていきます。
いろんな模範解答をみて論点と論理構成の仕方を学ぶ
テキストを選ぶにあたり、アマゾンのレビューや他の受験者が書いている記事を参考にしたところ、よく名前が出てきた一冊です。
記述の仕方に課題を感じていた私にとっては、「こんなの欲しかった!」と思いました。
二次試験の記述に正解はなく、「与件文と計算問題の情報」や「論理構成」がどうなっているかを勉強するのに持ってこいだと考えています。
ケーススタディの豊富な参考書で自分の事例を増やす
私が持っている財務関係の本を読み漁ってみたところ、あらためて「これは参考になるな」と思いました。
体系的にまとめられていますし、財務指標や公式の説明も丁寧であることに加え、ケーススタディが多いのが本書の良いところですね。
テキストの解説だけではわからないような箇所、間違いが多い箇所を勉強しなおすのにも使っていきます。
勉強スケジュール
当然のことながら試験では事例Ⅳだけではなく事例Ⅰ~Ⅲもあり、日々の生活では勉強だけしていればいいということはありません。
また中小企業診断士の二次試験と並行して、旅行業務取扱管理者の試験勉強もしています。
おそらく1週間で取れても10時間くらいと考えると、以下のスケジュールで勉強していく予定です。
勉強スケジュール
- 6月:メインテキストの問題演習、頻出問題ごとにまとめる
- 7月:記述問題に注力し解き方をまとめる
- 8月:過去問を用いて本番を意識した勉強、模擬試験
- 9月:状況に応じて
「二次試験合格者の頭の中にあった全知識&ノウハウ」や「ふぞろいな合格答案」は、6月下旬に発売予定のため、それまでに問題演習は一通り済ませておきたいところですね。
6月までに事例Ⅳの基礎知識を固めて、そこからは記述問題に注力します。
おわりに
自分が想像している以上に前年の試験は悔しい思いをしたようで、二次試験の勉強をし始めると「なんとしてでも受かりたい」という気持ちが強くなってきました。
一方で決して前年の試験勉強では手を抜いたということもなかったので、本当に合格できるのかという不安も・・・
そんな「やる気」と「不安」が入り混じる中、前年の試験結果を振り返ることで原因・課題を知り、原因・課題を踏まえて勉強方針を立ててみると合格できる気がしてきました(単純すぎる笑)。
あとは勉強をしていくだけですので、ただひたすら頑張っていこうと思います。
これから勉強した内容や感じたことなどもまとめていこうと考えていますので、独学を決めた方はぜひ見に来てください!
それでは、やっていきますよ~!