知る人ぞ知る資格、「旅行地理検定」。
大学進学では理学部、就職では会計事務所を選んだ私にとって、あまり馴染みのない資格でした。
しかし「旅が好き!」という理由から記事を書くようになり、もっと知識を深めたいとたどり着いた資格の一つです。
- 旅行地理検定とは
- 旅行地理検定の資格概要
- 旅行地理検定の過去問
- 勉強方針、使用テキスト
この記事では上記の内容について書いていきますので、「旅行に関する知識を増やしたい」と思っている方はぜひ一読ください。
旅行地理検定について
「旅行地理検定」とは旅先の地理や観光情報の知識を評価する民間資格で、「日本旅行地理」および「世界旅行地理」の2種類にわかれます。
また初級から上級に分かれていて自分の知識・教養レベルを知ることに加えて、「旅行業務取扱管理者」や「通訳案内士」の試験対策にもなるのです。
私の場合も「もっと記事の質を高めたい」「資格取得のサポートにしたい」という理由で、勉強をしようと決めました。
旅行地理検定の公式サイトから体験問題を問いてみると、基本的には一問一答形式の選択問題で広く浅くといった感想です。
資格勉強を通して得た知識を深堀して、もっと記事だけでなくて人生も豊かにするぞ!
試験概要
旅行地理検定はだれでも受験が可能で、問題数は60問で試験時間60と受けやすい内容です。
出題範囲は「日本・世界の観光スポット」と「日本・世界の旅行地理に関する時事」で、「自然景観」「国・都市」「世界遺産」「観光地・施設」「温泉」などの知識が問われます。
試験概要
受験資格 | 誰でも可能 |
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試験日 | 6月中旬・12月上旬 |
受付期間 | 4月中旬~5月中旬 |
試験形式 | 会場試験、インターネット試験(上級は不可) |
受験手数料 | 上級 5,000円、中級 4,000円、初級 3,000円 |
試験時間 | 60分 |
問題数 | 上級・中級 100問、初級 80問 |
出題形式 | 解答はすべてマークシート方式 |
なお2020年6月における会場試験は中止になっているので、初級・中級のインターネット試験のみ受験が可能です。
親子受験割引なんかもあるらしく、大人1名+中学生以下のお子様1名の合計2名で日本・世界旅行地理初級を受験するとお安くなります。
上級・中級・初級のレベル
旅行地理検定では上級・中級・初級でレベルが分けられていて、段階的に旅行地理の知識・教養を確かめることができます。
日本旅行地理
- 上級:日本国内の観光スポット(約1200箇所)、日本国内の旅行地理に関する時事
- 中級:国内 「国内旅行地理ベーシック300+α」と日本国内の旅行地理に関する時事
- 初級:国内 「国内旅行地理ベーシック300+α」
世界旅行地理
- 上級:世界の観光スポット(約1200箇所)、世界の旅行地理に関する時事
- 中級:「海外旅行ベーシック400+α」+世界の旅行地理に関する時事
- 初級:「海外旅行ベーシック400+α」
・・・「旅行地理に関する時事」ってなんだよ!
しかも参考テキストが「世界浪漫紀行」とか「ジパング紀行」とか・・・夢あるなあ!
勉強方針
旅行地理能力検定の位置づけ
「もっと記事の質を高めたい」「資格取得のサポートにしたい」というのが私の勉強する理由なので、旅行業務取扱管理者の試験勉強と並行しながら進めていきます。
先日に旅行業務取扱管理者のテキストも購入しましたが、観光資源の分量は思ったよりも少なく、別での勉強する必要を感じました。
国内観光資源で千葉が47都道府県の中で一番少なく、千葉県の形だけでスペースの半分をしめていることは驚き。
旅行地理検定の勉強はあくまで「他試験のサポート」または「記事の質を上げるネタ」ではあるものの、受験するのであれば合格したいので頑張ります。
問題例
旅行地理検定協会のホームページにて、日本旅行地理検定・世界旅行地理検定の問題を体験することができます。
試しに日本旅行地理検定・世界旅行地理検定の中級問題をみてみましょう。
日本旅行地理
問題例①
7年に1度の善光寺御開帳の年。昔から庶民の信仰を集めている大寺院の所在都市。
a.松本市 b.上田市 c.長野市 d.甲府市
問題例②
函館市内にある温泉を選びなさい。
a.朝里川温泉 b.鹿部温泉 c.湯の川温泉 d.雷電温泉
世界旅行地理
問題例①
エディンバラのある地域。
a.ウェールズ b.スコットランド c.イングランド中央部 d.北アイルランド
問題例②
次の都市・島にない観光ポイントを記号で選びなさい。ワシントン。
a.アーリントン国立墓地 b.キャピトル c.国連本部ビル d.リンカーン記念館
上記の問題例をみてわかるとおり、「知っているかどうか」が問われる問題です。
正直なところを申し上げますと、私は暗記が不得意で、旅先に行っても名称よりも構造や歴史などが多いんです。今から不安。
取得のためには広範囲の知識を暗記できるか、願わくば最短時間で合格したいところですね。
使用するテキスト
旅行地理検定の公式サイトには教材テキストも紹介しているのですが、なぜかクリックしても詳細ページまたは購入ページを表示してくれません。
またAmazonや楽天ブックスなどで検索してみても、「中古品で値段が高い」「ご注文できない商品」「ない」ばかりです。
楽天ブックスで「ジパング紀行」って入力したら、ファンシーな絵の漫画本が出てきました。
これはこれで、ほほ笑んでしまったので良かったです。
そのため公式サイトでは教材テキストとして挙げてはいないのですが、旅行業務取扱管理者で補助テキストとしておすすめされている「完全制覇国内旅行地理(検定試験)/森住正明氏」に決定。
中身をパラパラみたところ、もちろん分量は多いのですが、地域毎で観光資源がまとめられていたり、世界遺産や伝統工芸品で一覧になっていたりと自分でまとめる暇は省けそうです。
どちらにせよ分量が多いことは変わりないので、反復勉強しやすいようにどうまとめるかが重要になってきそう。
まとめ
- 旅行地理検定は旅先の地理・観光情報の知識を評価する民間資格で、旅行業務取扱管理者や通訳案内士の試験勉強にもなる
- 試験は6月・12月開催で誰でも受験ができ、出題形式はすべてまマークシート式
- 問題は一問一答形式で、「知っているかどうか」が問われる
「知識の向上」と「試験勉強のサポート」であるものの、できるものなら合格したい。
これから勉強した内容をまとめてサイトに載せていきますので、これから勉強していく方は一緒に頑張っていきましょう!
今回の旅先 「広島県 厳島神社」
日本三景の一つである「厳島神社」について、少しは聞いたことがあるかもしれません。
関西に就職してすぐ思いついたのは「天橋立」と「厳島神社」を見に行こうです。懐かしい。
あれから、6年。今回の写真は2回目に訪れたときのもの。
変わらず美しい厳島神社の中にも変化があって、なんとCHANELとコラボしてました!
「変わらないもの」と「変わるもの」。バランスが大切ですよね。