旅行業務取扱管理者

【独学者向け】旅行業務取扱管理者 試験|「旅行業法」の概要や出題傾向

旅行業法とは「旅行業を営むための条件」や「旅行者と取引をするときの約束事」を定めたもので、「登録制度」や「営業保証金」、「禁止行為・業務改善命令」など、むつかしい言葉が並んでいます。

 

もちろん全ての範囲を勉強しますが、なにぶん幅広い知識を覚えなければなりませんので、出題範囲の全体像や出題傾向から勉強方針を立てなければなりません。

 

  • 旅行業法の出題範囲
  • 旅行業法の主題傾向

 

本記事では上記のことをから、どのように「旅行業法」を勉強していくのかを検討していきますので、ぜひ一緒に考えましょう!

 

旅行業法における出題範囲

「旅行業法およびこれらに基づく命令」の具体的な出題範囲は以下のとおりです。

 

目的・定義 旅行業法第1条における目的、同法の用語定義
登録制度 旅行業の登録範囲、申請先、拒否事由、有効期間、有効期間の更新登録、旅行業者代理業の登録失効 登録の取り消し等
営業保証金 営業保証金の供託、額、追加の供託、取り消し
旅行業務取扱管理者 旅行業務取扱管理者の職務、選任、欠けた場合
外務員 外務員のみなし権限
旅行業務の取り扱い料金 料金の提示、制定基準
旅行業約款 約款の制定と認可、記載事項、変更、標準旅行業約款、掲示・備え置き
標識(登録票) 標識の提示、種類、記載事項
取引条件の説明 取引条件の説明方法
書面の交付 交付する書面の種類、記載事項、書面交付が不要な契約、情報通信技術の利用方法
企画旅行の広告 広告の表示方法、表示事項
誇大広告の禁止 誇大表示をしてはならない事項
旅程管理 旅程管理のための措置、旅程管理業務を行う者
受託契約 受託契約の仕組み、締結
旅行業者代理業者 定義、業務内容
禁止行為 禁止行為の内容、名義利用等の禁止
業務改善命令 業務改善命令の内容
登録の取り消し等 業務の停止・登録の取り消し
旅行サービス手配業 管理・監督すべき職務、選任基準・条件、研修、手配の代理、委託、書面の交付
旅行業協会・弁済業務保証金など 旅行業協会の業務、苦情の解決、弁済業務保証金制度の内容、分担金
その他(罰則、都道府県が処理する事務など) 法律違反行為、罰則の内容、旅行業法における「都道府県が処理する事務」

 

たくさん漢字が並んでいる・・・と小学生のようなリアクションをとってしまいそうです。

 

テキストを一枚一枚めくり、各項目のキーワードだけピックアップしてみたら果てしない道のように思えて・・・

 

といいつつも、なんとなく概要がつかめてきたというポジティブな気分にもなっています。

 

法令は条文がわかりづらいため、どう自分の言葉で理解していくとともに、問題演習を通して理解できていないを探るということが重要ですね。

 

出題傾向(国内・総合)

「旅行業法およびこれらに基づく命令」における過去5年間の出題傾向は以下のとおりです。

 

項目名 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
目的・定義 4 4 3 3 2
登録制度 7 7 8 7 9
営業保証金 3 3 2 2 2
旅行業務取扱管理者 5 4 4 4 4.5
外務員 2 2 2 2 2.5
旅行業務の取り扱い料金 2 2 2 2 1
旅行業約款 2 2 2 2 2
標識(登録票) 1 1 1 1 1
取引条件の説明 2 4 4 2 2
書面の交付 2 2 2 2 2
企画旅行の広告 2 2 3 2 2
誇大広告の禁止 2 2 2 0 2
旅程管理 2 2 2 4 3
受託契約 2 1 2 1 2
旅行業者代理業者 2 1 1 1 1
禁止行為 2 2 2 2 2
業務改善命令 2 1 2 1 2
登録の取り消し等 1 2 2 2 2
旅行サービス手配業 0 0 0 2 2
旅行業協会・弁済業務保証金 5 5 4 5 5
その他 0 1 0 2 1

※上記の出題数は国内・総合を合わせた数字です(全50問)

 

・・・勉強が間に合わなかったら、あまり出題されていない「標識」や「旅行業者代理業者」はおざなりにしてもいいのかな。なーんてことも考えちゃいます。
たしかに勉強は人生を豊かにするためにしてるけど、しっかり資格は取得したい。うん。

 

出題傾向からわかるように「旅行業法」の問題は同じ項目から繰り返し出題されるので、なるべく早めにテキスト学習を終わらせ、過去問題・予想問題など問題演習に取り組んでいくのが得策と判断しました。

 

過去問をさらっと読むと設問の文章量が多く、選択肢の内容をしっかりと読み、正誤の判断ができる能力が求められています。

 

テキスト自体も覚えることがたくさんあるので、最初から全部覚えようとせずに何回も繰り返していくことが大切かと。

 

テキストで浅くても用語や考え方を学び、問題演習で知識をさらに深めていくという進め方でいざ出陣!

 

まとめ

旅行業法の勉強方針
  • 法令の内容を自分の言葉で理解し、問題演習を通して理解できていない点を探る
  • 繰り返し出題される問題が多く、早めにテキストを学習して繰り返し問題を解く

 

出題範囲をみたときには思わず「果てしな・・・」と思いましたが、方針が立つと「あとはやるだけ!」となるのでいいですね。

 

とりあえず始めてみて、予想通りにいかなかったらやり方を変えて頑張っていきましょう!

 

今回の旅先 「福井県 鯖江市」

「弾丸!福井・石川ツアー」で福井県若狭町から勝山市までの中間地点として「福井県 鯖江市」を選びました。
しかし良い意味で鯖江市は期待を裏切ってくれましたよ。にくいね!

まず宿泊した「鯖江第一ホテル」。
少し古びた様相ではあるものの、挿入写真のような経営者と従業員の工夫が随所で見られ、選ばれるには理由があると思わざるを得ません。

素敵な気分でホテルを後にして向かった「メガネミュージアム」も、ちょっとシュールで、でも勉強になるというところです。オシャレだし。
国内生産率90%以上を誇る鯖江メガネの秘密を探りに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?