さてさて遂に始まりました、「国内旅行実務」の「JR運賃・料金」。
細かい部分を覚えていく前に理解しやすくするため、用語の定義や計算の考え方など基本的な内容を勉強していきます。
「JR運賃・料金の基礎知識」学習内容
- 用語の定義:幹線と地方交通線、新幹線と在来線、急行列車と普通列車など
- 年齢区分と小児運賃・料金:旅客の年齢区分、小児運賃・料金と幼児・乳児の取扱い
- JR運賃・料金の計算:
出題範囲を見たときには頭に?が浮かびましたが、勉強するうちに疑問が晴れてくると・・・願っています。
何ごともやってみないとわからないですからね。頑張っていきましょう!
用語の定義
幹線と地方交通線
幹線 | 比較的利用旅客の多い主要路線で、JRの時刻表のさくいん地図では黒色で表示される。 |
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地方交通線 | いわゆる「ローカル線」と呼ばれる利用者客の少ない路線で、JR時刻表のさくいん地図では青色で表示される。利用客が少ないことで生じる赤字分を補填するのに、運賃は幹線よりも1割程度高い。 |
新幹線と在来線
新幹線 | 現在は7路線が新幹線として運行。 |
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在来線 | 新幹線以外の路線を在来線という。 |
運航中の新幹線
運行区間 | 列車名 | 運行会社 |
北海道新幹線(新青森-新函館北斗) | はやぶさ、はやて | JR北海道 |
東北新幹線(東京-新青森) | はやぶさ、こまち、はやて、やまびこ、つばさ、なすの | JR東日本 |
上越新幹線(東京-新潟) | とき、たにがわ | JR東日本 |
北陸新幹線(東京-金沢) | かがやき、はくたか、あさま、つるぎ | JR東日本、JR西日本 |
東海道新幹線(東京-新大阪) | のぞみ、ひかり、こだま | JR東海 |
山陽新幹線(新大阪-博多) | のぞみ、ひかり、こだま、みずほ、さくら | JR西日本 |
九州新幹線(博多-鹿児島中央) | みずほ、さくら、つばめ | JR九州 |
急行列車と普通列車
急行列車 | 特別急行列車と普通急行列車のことで、JRの時刻表では特別急行列車を「特急列車」、普通急行列車を「急行列車」と呼び分けている。 |
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普通列車 | 特急列車、急行列車以外の列車をすべて「普通列車」という(快速・特別快速も普通列車)。 |
旅客運賃と料金
運賃 | 「人や物を運送するため」の対価で、JRに乗車するときは必ず旅客運賃を支払う。 |
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料金 | 特別なサービスを受けるときに支払うもので、運賃に付帯して支払う。 |
その他
連絡運輸 | 連絡運輸の取り決めをすることで、2社以上の運輸機関を連続して乗車するときに「通しの乗車券」を発券できる。 |
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特別車両 | 普通車両より設備のグレードが良い車両のこと(グリーン車など)。 |
「上り」と「下り」 | 新幹線の場合、東京駅を基準にして「東京駅に近づく列車=上り」「離れる列車=下り」となる。 |
年齢区分と小児運賃・料金
まず旅客の年齢区分は以下の通りです。
旅客の年齢区分
大人 | 12歳以上の者 |
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小児 | 6歳以上、12歳未満の者 ※12歳以上で中学校入学前の者は小児 |
幼児 | 1歳以上6歳未満の者 ※6歳で小学校入学前の者は幼児 |
乳児 | 1歳未満の者 |
小児運賃・料金と幼児・乳児の取扱いについて、みていきましょう。
JRの運賃・料金は大人が利用する場合を基準に定められていて、小児が利用する場合は原則として大人の半額になります。
10円未満は端数整理(=端数を切り捨てること)
幼児・乳児は「無賃で乗車できる場合」と、「運賃・料金が必要になる場合」があります。
乳児・幼児が無賃で乗車できる場合
- 乗車券を持つ6歳以上の旅客(大人または小児))が幼児を随伴する
- 旅客1人につき幼児2人まで無賃
乳児・幼児でも運賃・料金が必要になる場合
- 幼児が幼児だけで旅行する
- 乗車券を所持する6歳以上の旅客が3人以上を随伴する
- 乳児または幼児だけで指定席や寝台を利用する
JR運賃・料金の計算
JRの列車に乗るときに支払うお金は「運賃+料金」です。
運賃は行程の距離によって計算し、料金は利用するサービスで設定されていて、さらに特例や割引を適用することで支払うべき金額が決定します。
JR運賃・料金の基本計算
- JRの列車に乗るとき支払うお金=運賃+料金
- 運賃=行程の距離で計算された運賃-割引
- 料金=利用するサービスの料金-割引
上記から考えると、「JR運賃・計算」の項目では、以下のことを理解しなければなりません。
運賃の計算 | 距離の算出方法、運賃表の見方、状況で異なる計算方法 |
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運賃の特例・割引 | 適用条件、内容と金額 |
料金の計算 | サービスの種類と金額、計算方法 |
料金の特例・割引 | 適用条件、内容と金額 |
次回以降は「運賃・料金の計算」や「運賃・料金の特例・割引」を学んで、最終的には支払うべき金額を計算できるようになるわけですね!
出題範囲や出題傾向を調べてときは「え、学んだ知識をどう使ったらいいの?」と困惑しましたが、まとめてみると解けそうな気がしてきました。いける、気持ち的には。
確認テストしました!
結果は・・・3問中3問正解!
問題は旅客の年齢区分と運賃計算の基本だけだったのですが、難しくはないですね。
中学生は大人!小学生は小児!1歳未満は乳児!それ以外は幼児!みたいな。
まとめ
- 路線には「幹線」と「地方交通線」があり、会社によって運賃表も異なる
- 旅客には大人(12歳以上)、小児(6歳以上12歳未満)、幼児(1歳以上6歳未満)、乳児(1歳未満)
- JR列車に乗るときに支払うお金は「運賃+料金」で割引や特例もある
旅行業法や約款からうってかわり、計算問題に突入していきます。
とはいえ計算するにも基礎知識が必要ですので、最低限覚えなければいけませんね。
まずはここから。
今回の旅先「宮崎県 宮崎市・日南市」
屋久島に行く途中、同僚の親戚がいるということで立ち寄った宮崎県宮崎市・日南市。
宮崎というと「高千穂」とマンゴーのイメージが強くて、他にどんなところがあるんだろうとワクワクしながら宮崎空港に到着しました。
着いてまず思うのは、過ごしやすい!
季節は9月だったので暑さは残っているものの、大きな建物はなく自然も多いことから気持ちのいい風が吹いている。よかったなあ・・・
宮崎空港から南下しようといってたので、青島神社に行ってから、日南市のモアイ像へ。
いつかモアイ像を見たいと思っていたのですが、まさか日本で見れるとは・・・
太陽の下に立ち並ぶモアイ像をみると、イースター島に行く気持ちが強まりました。
この旅で暑いけど気持ちのいい風が吹く宮崎が、もっと好きになったあの夏。